より良い仕事をする方法 【為政第2-18】
おはようございます。鈴木尚です。
【為政第2-18】
子張禄(ろく)を千(もと)めんことを学ぶ。
子曰く、
多く聞きて疑わしきを闕(か)き、慎(つつ)しんでその余を言う。
則(すなわ)ち尤(とが)め寡(すくな)し。
多く見て殆(あやう)きを闕き、慎しんでその余を行う、則ち悔(くい)寡し。
言うて尤め寡く、行い悔寡ければ、禄その中(うち)に在り。
【解釈】
新しく仕事に就いた人が聞きました。「どうすれば今より収入を上げる事が出来るようになるのでしょうか?」
答え。
収入を心配する前に、いろいろな知識を吸収して勉強し、一生懸命仕事をする事です。
ただし、知識を吸収するといっても、周りには情報が溢れています。
集めた情報をさも自分が前から知っていたかのように人に話すのではなく、よく吟味して、怪しいと思った事は捨て、確信が持てる内容だけを人に話すようにしましょう。
そうすれば人から咎められる事は無くなります。
また、いろいろな事例を聞いたり他人の経験からアドバイスを得たとしても、それを鵜呑みにしないで、おかしいなと思った事は行なわず、間違い無いと確信した事だけを行う事です。
そうすれば、後で後悔する事は無くなります。
このような態度で毎日仕事に励めば、周りからの評判が良くなって、自分の収入が増えるかどうかを心配する必要もなくなります。
という感じでしょうか。
ところで、システム開発の現場ではリーダに仕事の状況を報告する場面が良くあります。
その時、みなさんはいい加減な報告をしていませんか?
人から聞いた話を、自分が確認しないまま上司に報告したり、問題の原因をしっかり調査しないで推測で判断したり、いろいろと反省すべき点はあるかと思います。
まずは自分が確信を持てる事だけを話して実行する事。
また、確信の持てない事はキチンと調べる事。
現地現物とも言いますよね。
簡単な事ですが、実行するのはなかなか難しいですね。
★私は以上のように考えますが、みなさんはどう思いますか?
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。