【書評】なぜか売れるの公式 ヒット商品、流行る店には共通の「仕掛け」があった 理央周
なぜ、あなたの商品やサービスは売れないのだろう?
売るためには「マーケティング」が必要なことはわかっている。それに、あなたは今までいろいろ手を打ってきた。しかし上手くいかなかった。
では質問しよう。
「マーケティングとは何ですか?」
あなたはこう聞かれて、一言で答えられるだろうか。
「マーケティング」という言葉は、守備範囲が広く、定義も曖昧で漠然としているので、一言で答えるのは難しいと思う。
だから、売るためにはマーケティングが大切とわかっていても、実際には、何をどうしたら良いのかが、わからないのではないだろうか。
本書は、マーケティングを身につけるための基本を、初心者でも理解できるようにわかりやすく解説したものだ。
米インディアナ大学経営大学院でMBAも取得しているマーケティングの専門家だ。
著者が発行するメールマガジン「理央周の売れる仕組み創造ラボ【Marketing Report】」は、日本最大のメールマガジン配信スタンド「まぐまぐ」の2018年まぐまぐ大賞ビジネス部門で第3位を受賞した、人気メルマガだ。
著者がビジネススクールで学んだことや、自ら実践し続けてきたマーケティングの思考ツールを基にして、わかりやすく説明しているのが特徴である。
私は著者の他の本を何冊も読んでいるが、今回も、とても分かりやすく読みやすかった。
プロローグ 売るためには3つのポイントだけで考える。
第1章 顧客には「天ぷらうどん」を勧めましょう。
第2章 中学生に自転車を売ってはいけない
第3章 とびきり美味しいカフェ、さて店名は言えますか
第4章 その商品、本当に欲しいですか
第5章 「売れる」の公式を知っている人
ビジネスは、モノやサービスを誰かに買っていただかなくては、成り立たない。
だから、私のようなエンジニアでも、ビジネスの世界で生きている以上、マーケティングの基本は知っておきたいし、使いこなして結果を出したいところだ。
しかし、難しいマーケティング理論がたくさん出てくるとつらい。
なにせ、「売る」という行為は、普段のエンジニアリング業務から最も遠い領域のように感じていて、専門用語はなかなか頭に入ってこないからだ。(年齢のせいかもしれないが。。。)
だから、私のようなマーケティングの門外漢にとって、本書のように、マーケティングの考え方をすぐに使える形で提示してくれるのは、本当に助かる。
本書を読んだ今なら、なぜ「天ぷらうどん」を勧めなければいけないのかがわかる。そして、中学生に自転車を売ってはいけない理由もわかる。本書で提示している「公式」を応用すれは良いのだ。
これなら自分のビジネスに置き換えて、応用できそうだ。
著者は言う
『理論やフレームワークを勉強することはもちろん大切です。けれども、実務家にとっては、なかなか覚えられない、使いにくい理論よりは、むしろシンプルな理論だけを学び、「使うこと」が大切です。』
『大切なのは、やはり基本です。素振りもしっかりやっていない人が、いきなりプロの試合に出場しようとしても無理がある』
マーケティングは専門家だけのものではない。
むしろ、私たちのような、専門家ではない実務家が身につけて使うものなのだ。
ぜひ、本書の「公式」を身につけて、あなたの商品やサービスの「売れる仕組み」を創り上げて欲しい。
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