原理原則を学ぶ 【為政第2-11】
おはようございます。鈴木尚です。
【為政第2-11】
子曰く、
故(ふる)きを温(たず)ねて、而(しか)して新しきを知る。以って、師となるべしか。
【解釈】
この業界はとかく新しい技術が沢山でてきます。
本屋に行くとIT系の雑誌は新技術のオンパレードです。
そんな状況なので、焦って、いろんな技術を身につけなきゃと考えてしまいがちです。
しかし、技術には、変わる部分と変わらない部分があります。何でもかんでも身につければ良いというものではありません。
システム開発の現場では、
変わる部分 : プログラミング言語やOS、ミドルウェアなど。
変わらない部分 : 設計やテストの手法、マネジメントなど。
だと思います。※ただし、テスト『ツール』などは変わる部分でしょうね。
今回のテーマは、この「変わらない部分」についてです。
「変わらない技術」って具体的に言うと、何でしょうか?
・そもそもなぜコンピュータは動くのか?
・プログラムを書くってどういうこと?
・OSって何をやっているの?
・何で遠く離れたパソコンがつながるの?
・どうすればシステム開発はうまくいくの?
・どうすればバグや仕様変更を減らせるの?
だと思います。
このあたりの技術や考え方は、コンピュータが出始めた頃から常に課題として先輩達が悩んで来たものばかりです。
特に昔のコンピュータは今より仕組みがシンプルなので、原理原則が理解しやすい上に、「古典」と呼ぶに値する技術書も沢山ありますので、日々の仕事に直接関係ないからと言って敬遠しないで、一度じっくりと読み解いてみてはいかがでしょうか。
★私は以上のように考えますが、みなさんはどう思いますか?
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。