ついついやってしまう? 【為政第2-14】
おはようございます。鈴木尚です。
【為政第2-14】
子曰く、
君子は周(あまね)うして比せず、小人は比して周せず。
【解釈】
仕事の出来る人というのは、自分の事よりも周りの事を考え、そうでない人は、周りの事よりも自分の事を考えるという意味でしょうか。
システム開発チームのメンバーで仲良く親密になる事はとても大切な事です。それが開発を推進する上でのエンジンとなるからです。
しかし、それが前向きな考え方で仲良くなるなら良いのですが、不平不満や後ろ向きな考え方に同調するようなら問題です。
例えば、ベテラン社員が会社の不平不満を無垢な新人に吹き込むというのも、「比して周せず」だと思います。
本人に悪気が無くても、ついついポロっと言ってしまう事もあるかと思いますが、気を付けたいものです。
同様に、チームが不正を行なおうとしている時、それに同調するのも「比して周せず」だと思います。
不正というと大げさに聞こえますが、例えばセキュリティ問題となる事を「しかたないよね」と言ってみんなでやってしまうような場合を想像してみると分かります。
毎日の忙しい生活の中でいろいろと流されてしまう事もあるかと思いますが、「周して比せず」の考え方を思い出して自分の行動をチェックするのも良いと思います。
★私は以上のように考えますが、みなさんはどう思いますか?
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