【書評】仕事で圧倒的な成果を残すハイパフォーマーが実践する飲食の技術 ながいかよ
仕事ができて、遊びもたくさん知っていて、人生を存分に楽しんでいる人は、日々、どんな食事をしているのだろうか?
仕事で高いパフォーマンスを出す人は、普段の食事の場で無意識に「何か」を行なっており、それが仕事での結果に繋がっている傾向がある。我々は「正しい食事」をしていれば良いというわけではないのだ。
著者は、経営者、アナウンサー、元プロスポーツ選手など、述べ3000人のビジネスパーソンの食事指導をしてきた管理栄養士で、えいよう未来株式会社代表取締役のながいかよ氏。栄養の「プロ」である。
プロの管理栄養士の目から見ると、ビジネスパーソンにとって、必ずしも「正しい食事」がベストとは言い切れないようだ。
本書では、仕事で成果を上げている方が実践している食習慣を、様々なニーズに合わせて紹介している。
症状別に、事前対策、最中の対策、事後対策と分けて紹介しているので、いろいろ試してみて、自分に合った方法を見つけることができるだろう。まさに「飲食の技術」。
ハイパフォーマーが、食べる時におこなっている「何か」について、学んでみたい。
第1章 飲み会続きでもパフォーマンスを上げる技術
第2章 ストレスフルでもパフォーマンスを上げる技術
第3章 繁忙期でもパフォーマンスを維持し続ける技術
第4章 いつもベストコンディションでいる技術
第5章 オフをよりいいオンにつなげる技術
第6章 飲食に関するよくある質問
私は本書を読んで、「食べる」事もスキルであり、技術の一つだと言うことを知った。
技術であれば、それは習得可能であり、うまくいけば続ければ良いし、うまくいかなかったら、別の技術と交換することもできる。いろんな飲食の技術を試してみて、自分に合ったやり方を見つけたいものだ。
また「飲食の技術」といっても、それは冷たく味気ないものではない。著者は、自身の栄養指導について、こう熱く語っている。
思いがけない悩みを抱えていらっしゃったり、意外な趣味をお持ちでいらっしゃったりと、クライアントの生き方を知ることが栄養指導ではとても大切だと考えています。その方の生き方に合った食事でないと、「指導したつもり」の自己満足指導でしかありません。お酒を控えて下さいね、ではなく、お酒を飲んでも健康でいられる方法を一緒に考えていきたいと思っています。
著者にとって、栄養指導とはクライアントの生き方を知り、一緒に食事について考えることなのだ。
もしあなたが仕事で不調を感じていたら、本書を紐解いてみて欲しい。
「調子悪そうだね。そんな時はこれを食べると良いよ!」と著者が語りかけてくれるだろう。
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