カンバン ソフトウェア開発の変革(名古屋アジャイル勉強会)
トヨタ生産方式の「カンバン」を、ソフトウェア開発に応用するには?
こんにちは。鈴木尚です。
昨日は名古屋アジャイル勉強会に参加してきました。(スタッフの皆様、ありがとうございます!)
講師は、まもなく出版される、「カンバン ソフトウェア開発の変革」の翻訳をされた、株式会社テクノロジックアートの長瀬嘉秀氏です。
私は以前からタスクボードを活用しているので、「カンバン」の考え方にも触れたいと考えていました。
今回の勉強会でわかったこと(認識したこと?)は以下の3つ。
- ソフトウェアに「カンバン」を応用することで、チームのボトルネックが見つけやすくなる。
- チームの「改善機会」を見つけやすくなる
- タスクの「バラツキ」を減らす事ができる
1.ソフトウェアに「カンバン」を応用することで、チームのボトルネックが見つけやすくなる
ボトルネックとは、どこで「詰まって」いるか?ということ。
カンバン全体を眺めてタスクが沢山集まっている場所を探します。多分その周辺に何か問題があるのでしょう。
2.チームの「改善機会」を見つけやすくなる
カンバンを眺めて、普通とは違う感じの場所を探します。
たとえば、なかなかタスクが先に進まないとか、いつもタスクが集中しているとか、何となく変だな?と感じる場所に問題が潜んでいます。
そのあたりを関係者にヒアリングするなどして、チームとしての改善策を検討しましょう。
3.タスクの「バラツキ」を減らす事ができる
1週間とか居座っているタスクを見かけます。 それは何か問題を抱えているかも知れません。
そういう場合、カンバンに貼るタスクの長さを事前に決めておきましょう。
たとえば、1日以上かかりそうなタスクは、もっと小さなサイズに分割してからカンバンに貼るなど、チームで決めておくと良いですね。
やっぱり「カンバン」は良い!
世間では「カンバン」とか「タスクボード」とか、いろんな呼び方があるようです。
アジャイルでは・・・とか、スクラムでは・・・とか、ウオーターフォールでは。。。とか。
しかしこの勉強に参加して、あまりそのあたりの「開発プロセス」に拘らなくても良いのかな?と感じました。
今回の「カンバン」も、アジャイルやスクラム、リーンの次に来る開発のトレンドというより、ソフトウェア開発の管理技術の1つという位置づけでとらえて、その現場がどんな開発プロセスを採用していようが、どんどん実践してみることをおススメします。
きっと、上に挙げた3つの効果が実感できると思いますよ。
朝、現場に入ったら、まず「カンバン」が目に飛び込んでくる環境は、結構インパクトがありますしね(^^)
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